純米酒や純米吟醸酒造りを中心の酒造りをする!

川鶴酒造の景観(周りは稲作が広がっている)

川人裕一郎社長の父である川人洋造さんが社長を務めていた頃は高度経済成長期だったという影響もあり、大量生産路線に舵を切っていました。生産量は1万石(一升瓶換算で100万本)を超えていたそうです。しかし川人社長が蔵に戻ってきた頃には生産量はピークの半分以下の4000石にまで減っていました。その頃は地元に向けた普通酒を中心に製造していて生産量は減少していくばかりで、このままでは川鶴酒造は廃業してしまうのではないかという危機感があったそうです。そして生産量は気がついた頃には2000石にまで減少したそうです。川鶴酒造を存続する為には酒造りの取り組み方を変える必要があると、純米酒や純米吟醸酒などの特定名称酒を中心に製造し、特約店を増やしていく必要性があると考え、2011年頃から川人社長は自ら率先して、首都圏の酒屋を中心に川鶴を持ち直接、売り込みをかけたそうです。そこで酒販店関係者や飲食店関係者とのたくさんの出会いがあり、川鶴酒造の知名度を少しずつ上げていったそうです。特に“川鶴 無濾過生原酒”をたくさんの酒販店が面白いねと言ってくれ、取り扱ってくれたそうです。

一番左が「純米 限定直汲み無濾過生原酒」

“川鶴 純米 限定直汲み無濾過生原酒”は香川県の主力の酒米「オオセト」を100%使用し、コクのある独特の旨味を前面に押し出し、直汲み生原酒の醍醐味であるフレッシュ感と濃醇で飲み応えのあるの味わいが特徴です。現在では2200軒以上の飲食店で川鶴が飲めるようになったそうです。川鶴酒造の挑戦から目が離せません。

ユニークな日本酒“讃岐くらうでぃ”

川鶴酒造6代目蔵元川人裕一郎氏(前列左から3番目)と酒造りに関わっている蔵人の方達

川鶴酒造の川人社長は社員たちと「話題性のある面白いそして美味しい日本酒を造ろう」というテーマのもと、香川県名物の骨付鶏に合う日本酒、讃岐くらうでぃを開発しました。香川県民は骨付鶏を食べる時にはビールを飲むのですが、アルコール度数を下げて、骨付鶏のスパイシーな味わいに負けることがないように酸の効いた日本酒を造れば、日本酒も呑んでもらえるのではないかと考えました。酸味を出すのに、白麹を使用してカルピスやヨーグルトのような酸の効いた日本酒、讃岐くらうでぃを2012年に開発しました。讃岐くらうでぃは一年目から首都圏の飲食店で火が付き大ヒットしたそうです。ラベルには骨付鶏と合わせて欲しいという思いから、親鳥が大きく描かれています。夏場にはジョッキグラスに氷を入れて讃岐くらうでぃをたっぷり注いで豪快に楽しんでもらいたいと話す川人社長。川鶴酒造の商品の中でも讃岐くらうでぃは人気商品のひとつです。他にも地元の特産品であるいりこを炙って日本酒に入れた「炙りいりこ酒」などのユニークな日本酒もあります。特に讃岐くらうでぃは若い世代に向けた日本酒の飲酒人口獲得の役割を担う日本酒です。

住所:香川県観音寺市本大町836番地


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