海が目と鼻の距離にある酒蔵“和蔵酒造”

広大な海と山の景観“富津市”

和蔵酒造から徒歩30秒ほどで広大な海の景色を望むことができる

和蔵酒造の竹岡蔵が所在する富津市は目の前には東京湾が広がっており、周辺ではイワシ・アナゴ・伊勢海老・あわびなどの豊富な海の幸が採れ、海鮮丼などの海鮮料理が有名です。また、竹岡発祥の醤油ダレに麺茹湯と肉の旨みの詰まっている真っ黒なスープに角切りの玉ねぎと、大ぶりチャーシューと乾麺を入れるご当地ラーメンの竹岡式ラーメンも君津市民やラーメン愛好家たちに注目されているご当地グルメです。県182号線沿いの志駒地区では、約1Km離れた水室山の稲子沢不動を水源とした湧き水や、田原地区にある不動堂の脇にある岩の間から出る湧き水が出るなど、水源も豊かで一度もその湧き水が途絶えたとはないと伝えられています。観光地では、名が知られている多くの種類の動物と触れ合える千葉マザー牧場や関八洲・駿豆二州を360度一望できる鋸山ロープウェーなどが所在し、毎年全国から多くの人が観光に訪れます。また、富津岬の最先端にある五葉松を形どった明治100年記念展望は、一番高い所で約20M以上の高さから東京湾を一望でき、冬場の空気の澄んだ時には富士山もハッキリと望むことができるため、関東の富士見100景にも選出されています。

二つの酒蔵が合併し誕生した酒蔵

和蔵酒造のこだわりのお酒

千葉県富津市の竹岡に蔵を構える和蔵酒造は1874年(明治7年)に富津市南部を流れる湊川河口で創業しました。もともとは「池田酒店」という名前で蔵を運営しており、2006年(平成18年)に江戸末期に創業した君津市の「原本家」と合併し、和蔵酒造株式会社という名前に変更しました。竹岡蔵では「聖泉」「竹岡」の2種類の日本酒を醸しており、また貞本蔵では清酒・焼酎・名産加工品の販売を行っている「酒菜館」が併設されており、千葉県産・君津市で収穫された、さつま芋「紅あずま」を使用し蒸留させた芋焼酎の「昆陽」・「あすま小町」・「善次郎」や米焼酎の「都々逸」などの焼酎を本数限定で購入することができます。他にも千葉県産の柚子に日本酒を漬け込んだ「柚子酒」のリキュールも販売しております。「柚子酒」は、果汁を多く含んでおり、日本酒の穏やかなアルコール感と柚子のフレッシュ感が相まって爽やかに飲むことができるため、夏にはソーダ割りなどで飲んでいただくのもオススメです。

常に基本に忠実なこだわりの酒造り

和蔵酒造の酒造りのモットーは、「手間を惜しまず、常に基本に忠実な手造りであること」です。さらに食中酒として「料理の邪魔をせず一歩引いて料理の味を引き出すような日本酒」を念頭に置いて、造られております。原料にもこだわりがあり、大吟醸や純米大吟醸以外は、全ての日本酒に千葉県産の酒的好適米“総の舞”や飯米の“総こがね”を使用し醸しています。40軒ある千葉県の酒蔵の中でもこれほど千葉県産のお米を使用して日本酒を醸すのは和蔵酒造くらいで、その土地に根付いた特産物を使用して、千葉県産の魅力発信に貢献しています。また、微生物の力を最大限に引き出し品質が安定した酒を作る為に、蔵内の清掃を心掛けています。

今期(2018-2019)の造りにおいては、蔵元の池田亨氏の息子である営業部だった池田伶氏が蔵人として10月からの日本酒の造りに加入しています。「蔵人として酒造りに入るのは初めてですが、和蔵酒造の名を背負い、今以上に多くの方に飲んでいただけるような日本酒を醸し、千葉県の日本酒の魅力の発信に繋げていきたい」と池田伶氏は語ってくれました。

伝統の銘柄“聖泉”、新しく誕生した銘柄“竹岡”の魅力”

和蔵酒造の伝統銘柄“聖泉”は、上総掘りの深井戸から泉のように湧き出る清水で仕込まれたことから命名されました。その味わいは、淡麗ななかにも旨味があり料理の味をしっかりと引き立てる食中酒です。背中が金色に光っており真アジに比べて脂の乗り方や味・香りと共に良い富津名物の“黄金アジ”のたたきやあわびのバター焼きなどの貝料理とのマリアージュもオススメです。

新銘柄の“竹岡”は、2011年(平成23年)に誕生させ、酸が多く際だつ千葉県産の酒的好適米“総の舞”を使い、まろみのある酸と米の旨味やや主張しすっきりとキレてくれる日本酒です。冷やも良いですが、常温や熱燗で飲み口をもっとまろやかにし、ゆっくりと味わうのもオススメです。“なめさんが”という巨大貝を味噌・ネギ・大葉などで叩いた貝料理やイワシの刺身をふんだんに使った海鮮丼などと相性抜群の日本酒です。

杜氏渡邊和哉氏の酒造りに対する思い

和蔵酒造の杜氏である渡邊和哉氏は、茨城県の酒蔵をはじめ、千葉県などの複数の酒蔵を渡り歩き、杜氏として経験豊富な技術力で、米の旨みを最大限に生かした料理の邪魔をしない相乗するような包容力のある日本酒を造ることを得意としています。そして和蔵酒造の日本酒が千葉県を代表するような銘酒になり、千葉県の地酒の価値向上のため、日々蔵人と共にこだわりの日本酒を試行錯誤しながら醸しています。渡邊氏は日々、一緒に酒を醸している蔵人と同様で、機械なども道具として扱うのではなく、自分の手のような感覚で機械を扱うことやメンテナンスする必要性を語ってくれました。「新しい機械を導入するのは簡単だけど、使いこなせないと意味がなく、無駄になる。だからこそ蔵人が働きやすい環境を整え、道具を大切にしながら酒造りの効率化を図りつつ、皆で醸した和蔵酒造の日本酒を”富津から千葉へ、千葉県から全国へ”と轟かせていきたい!」と渡邊氏は語ってくれました。


住所:千葉県富津市竹岡 1

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